オタとパンピーのラグランジュポイント

俺(オタ)、妹(一般人)、母親(一般人)の3人で談笑してたら、秋葉原にいるようなオタはみんな何10万もする美少女フィギュアを買って、家で眺めてにやけてるという間違った認識を妹が持っていることが判明。
オタの尊厳を守るためにしかたなく、
・そもそもフィギュアで1体何10万もするのは少ないこと
・ガンプラはプラモであってフィギュアではないこと
・俺の持ってるさくらとかはガチャであってフィギュアではないこと
・美少女フィギュアを持ってるのはmario氏とかであること
・等身大の美少女フィギュアってのはダッチワイフであること
・ダッチワイフにだったら1体100万超えるのもあるぜー、ってこと
とかを熱弁。
んで、例によって話の後半は蛇足で墓穴を掘る。

そしたら妹が、
「『もえたん』って知ってるか」
とかいう恐ろしい話題を振ってくる。
当然チキンなのでしらんぷりを決めこむが、母親が食いついてきたので逃げ切れず、しかたなく上司に借りて読んだことがあると白状。
妹がどこかで聞きかじってきた知識でやばいやばいを連発するので、オタのプライドにかけて
・ちゃんとした大学受験用の英単語帳であること
・イラストとかはどうでもよくて、例文がオタ受けして面白いこと
・一時期店頭から消えるほどの人気になってたこと
・買いに行ったら売切れてて、結局買いそびれたこと
・一時期俺が壁紙にしてたこと
とかを弁明。
そして後半はやっぱり墓穴。

そしたら、『もえるるぶ』なる本もあるらしいことを妹から知る。
なんか気になったので調べてみたら、JTBの出した頭の悪い本であることが判明。きっと知らなかったのは俺ぐらいなんだろうけど。
秋葉原、新宿、池袋、ついでに中野のオタスポットを紹介した一種の「買ってはいけない本」だったので、見つけたら買ってくるとか言ってた妹と母親をとりあえず止めてみた。
内容を熟読されようものなら、俺の行動範囲に関して下種の勘繰りをことあるごとに入れられることになるからな。

で、買い物行ってきた妹＆母親は買っては来なかったものの、内容はちょろちょろ立ち読みしてきたらしい。
イラストの濃さに耐え切れず、幸いにも熟読にはいたらなかった模様。
母親曰く、「あんたの好きそうなイラストだったわねー」

すげえよ母親、大当たり。
風上旬はそれほどでもないけど、みさくらなんこつは直球ど真ん中ですからー。
エロマンガ家が普通(？)の本のイラスト描く時代になったか。