個人情報過保護法

最近話題の個人情報保護法ですが、うちの部署にもとうとうその余波がやってきましたよ。
個人を特定できるものは全部リストアップして管理方法決めろ、とまあ早い話がそれだけの話なんだけど、実際にクライアントから貰ってる社員情報だけじゃなくて、例えば連絡先の一覧とか、システム部の座席表とか、電話番号をメモした裏紙も全部リストアップ。
そして個人情報にあたるようなファイルは個人の端末には保存しておくなと。
なんだよ、俺の残業申請の履歴とかもダメなのかよ。
…正気デスカ？

ていうか誰だよ、こんな法律考えたの。
住基ネットだとか、役所行って金出せば第三者でも調べられる戸籍謄本だとか、先に何とかしなきゃいけない個人情報はいくらでもあるじゃないのさ。
そもそも悪いのは個人情報じゃなくて、その情報を利用して悪事を企てる連中なんだから、そっちをガンガン取り締まる方が理にかなってるじゃないですか。
夜道は変質者が出るから女の子は日が沈んだら外に出ちゃダメ、って国を挙げて法律で縛りつけるようなもんですよ。
ようは、その全部リストアップというしちめんどくさい仕事が俺にまわってきそうなので、ぶーたれてるだけです。はい。

＞フォフォフォ氏
あー、まあ電話の片手間にSEっぽいことをやらされてるのも事実であり、再三に渡って主張している俺の希望職種は営業だったり。
世の中うまくはいかないねえ。

稲泉連『僕の高校中退マニュアル』読了
小説じゃないものを読んだのは久しぶり。
とはいえ、高校中退した著者が書いたドキュメンタリーなので、多分に脚色が入ってそうですが。
内容は陰気臭い著者が柔道着をゴミ箱に捨てられたのを機に高校辞めて、しこしこ勉強して大検とって大学に受かりましたよー、という話。
って、書いちゃうと身も蓋もないんですが、正直読み物としては面白くない。
ちょうど俺と同い年でうちの大学の自己推薦とかも受けたって書いてあるので親近感を覚える反面、こんな奴とは絶対友達になれないなあと思いました。
中退して大検受けるってのは否定しないけど、なんか話の進め方が癪に触る。だって論旨を要約すると「高校なんて行っても無駄、友達なんて作っても無意味、それよか大検の方が楽だぜ。高校うんこ大学マンセー、高一で大検受かっちゃう俺って頭いいー」になるんだもん、どう考えても。
甘やかされて育ったのが見え見えで、なんかもう腹がたってしょうがないので読むな読むな。