原作厨というなかれ

2006年1月13日
けものみちvs白夜行の視聴率は、けものみちに軍配が上がった様子。
「エロい親父はけものみちを見るはずだから」というのが同僚の弁。
でも、同時間帯の視聴率は食わず嫌い王がぶっちぎりというのが、なんともはや。

その白夜行ですが、初回の印象としてはまああんなものかと。
どう頑張っても原作は越えられないと思うしね。
なんか純愛風味が強すぎて、来週以降はその辺がネックになりそうだなあ。
雪穂はもっと嫌な女であって欲しいのに。
打算のない涙なんて似合わないって。
というわけで、俺は原作をここぞとばかりに大プッシュします。
俺の好きな中学時代のエピソードをかっとばすなんて勘弁ならん。
 

仕事の話。
旧システムからのデータ移行の準備をそろそろ始めなきゃなので、取込先の仕様書を作ってましたとさ。
意外と順調。
 

浅田次郎『憑神』読了
時は幕末。
由緒正しい御徒士の次男が主人公。
文武に優れたこの主人公、養子に入った嫁の実家の父親に嵌められ、嫁と息子を奪われて離縁。腐って兄が家督を継いだ実家で腐る毎日。
酒飲んで土手から転げ落ちると、藪の中から忘れ去られた祠を発見。
出世の神頼みをすると、あくる日に大黒様のような商人が出現。
やったぜ神様だと思ったら、神は神でも貧乏神。
我が身の不幸を語って聞かせたところ、情に厚い貧乏神は取り憑く宿主を他人に振る秘法「宿替え」を主人公に教える。
とまあ、そんな話。
軽い話かと思って読んだらなかなかヘビー。
真の武士道とはなんぞや、とかそんな感じ。
変にお涙ちょうだいのとこもなくて好感。

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