1クール完結のアニメが増えたってこともあるんだろうけど、春の新番組は正直多すぎる。
「全部見るのは無理、だから自分の好きなのだけ見る」
それが当然の結論だ。
朝から晩までテレビの前にかじりついていられる立場ならともかく、一個人として生活していく上で全てのアニメと平等に付き合うのは時間的にも金銭的にも不可能。
多チャンネルが可能にした「選ぶ自由」は、視聴者側に否応なく「選択する義務」を強制する。
そう、我々は大量のアニメ番組の海に投げ出された一槽の小船だ。
情報誌という名の地図と、公式サイトという羅針盤を手に、目指す番組へと辿り着かなければならない。
アニメもグッズを売ったり次回作を作ったりするためには、より多くの視聴者のニーズに応えなければならない。ドラマの視聴率戦争のようにアニメ同士の切磋琢磨へと昇華していくのが理想だろう。
しかし、現実はどうだ。
「ゲームが売れたからアニメ化してみました」
「ラノベとのメディアミックスです」
そこへ適当な売れ筋路線の声優をぶつけて一丁あがり、これではアニメ全体の質が下がっていくばかりではないか。
アニメは本来、子供に夢を与えるべきものだ。
小学校ではドラゴンボールとライジンオー、中学校では魔法騎士レイアースに赤ずきんチャチャ、高校では新世紀エヴァンゲリオンにガンダムW。
その時を思い出すことのできる確かなアニメがある。
そして、同じ年代を生きてきた我々のコモンランゲージとなりえた。
そろそろポケモンのラップをそらで歌える大学生が入学してくる。
トライガンとアキハバラ電脳組は彼らのコモンランゲージとなりえたのだろうか。
マジカノの最終回について熱く語る新入生を、SF研の新二年生は笑顔で捌くことができるのだろうか。

数年後にでも思い出して欲しい。
はたして今の子供達は何を見て育つのだろう。
子供達の心に残るアニメが、SoulLinkと吉永さん家のガーゴイルではありませんように。

そんなわけで、SoulLinkは切りました。
2分で後悔してもちゃんと見たmario氏は偉いと思うよ。
俺の鈴平ラブを持ってしてもCMまで耐えられませんでした。
そもそもSoulLinkのポイントは、訓練中に襲撃を受けてテロな人たちが凌辱の限りを尽くすところにあるわけで。
まったりマイルドテイストなPS2版の販促アニメにはつきあってられません。
ガーはもう少し様子見。
nagireo氏と同じく、若本と千和に賭けてみるよ。
 

エウレカセブン
最終回は1時間スペシャル。
久々に早起きしてリアルタイムで見たよ。
アイキャンフライ、私は飛べる。
僕も一緒に飛べたかな。
情報詰め込みすぎで消化不良、設定倒れになってるような気もするけど、もう一度DVDを見返したらきっと筋が通ってるんだよね。ね?
もともとは26話の予定が50話になっちゃったって話で、最初の頃の勢いが続かなかったのが大変もったいない。それでも、近年まれに見るいい終わり方だったと思うよ。
全体通しての印象は、手堅くまとまった優等生って感じ。

マジカノ
最終回。うんこ。
時間逆行ネタは夢オチとイコールです。反則。

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
ギュッて感じでした。
ハンドベルいいよねー。
パラリラー、パラリラー。
新登場キャラが多すぎて、ブライトもシェイドもこのままモブと化す気がします。
あと、高飛車お嬢様キャラを出すとアルテッサのレーゾンデートルに深刻な影響を及ぼすので勘弁してください。

デジモンセイバーズ
切るつもりで見てましたが、これがなかなか。
従来のショタ路線から大胆にサイドチェンジしたので、世間の評価はきっと今ひとつなんだろうけど。
かく言う俺も一話終了時には切るつもりまんまんでしたが、次回予告で気が変わりました。
ヒロインと一つ屋根の下ですか、それじゃ仕方ねえな。

タクティクスロア
最終回。うんこ。
どたばたと戦闘シーンでリベンジして、時は一気に半年後。
謎を握ってそうな重要人物は暗殺してなかったことに。
ひどいやっつけアニメでした。
大丈夫だよ。信じてた番組に裏切られるのは慣れてるよ、俺。

涼宮ハルヒの憂鬱
原作は読んでない。
でもだいたいわかった。
第一話から大暴れでしたが、こういうのは大好きです。
何気によく動いてたしな。いや、胸の話じゃなくて。
とにかく、かなり気合入れて作られてるのはわかりました。
シャナは途中で切りましたが、こっちののいぢさんとは長くおつきあいできそうです。

Fateは明日見るよ。
日曜深夜のアニメ構成が兄者とまったく同じでした。
いや、たぶんみんな同じなんだろうけど。
で、今日はFFやったり、こんな日記を2時間かけて書いたりしてた。

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